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2011/08/17 アート

モニカ・グルジマワの手掛ける Miles and Miles of Sticky Tape

ポーランド人アーティストのモニカ・グルジマワは、10月にロンドンで開催される展覧会で、黒と白の長い粘着テープでギャラリーをいっぱいにする予定です。

Miles and miles of sticky tape by Monika Grzymala

Sumarria Lunn gallery で開かれる展覧会は、ニューヨークのMoMA、東京アートミュージアム、ロンドンのドローイング・ルーム、テキサスのドナルド・ジャッド財団での展覧会に続いて行われるものです。

Miles and miles of sticky tape by Monika Grzymala

グルジマワはギャラリーの壁に直接粘着テープを付け、角を包み込んだり外へと張り出したりして三次元の絵画を描いています。

Miles and miles of sticky tape by Monika Grzymala

以前のインスタレーションでは何キロメートルものテープが出入口に架かり、渦巻きになって床にあふれ出ています。

Miles and miles of sticky tape by Monika Grzymala

展覧会は10月12日から11月5日まで開催されます。

Miles and miles of sticky tape by Monika Grzymala

ストレッチ性のある網細工の織物や浮かぶ帽子の展覧会など、インスタレーションの様子が最近のDezeenで紹介されています。インスタレーションに関する記事はこちらからご覧いただけます。
写真提供:モニカ・グルジマワ

以下はギャラリーからの情報です:
モニカ・グルジマワは1970年にポーランドのザーブジェ生まれ。1980年、家族と共にドイツに移住し、彫刻と修復を学びました。教授が彼女の作品を見て、彼女の興味の対象が作品そのものではなくその関係性に表れていると評した時、彼女の作品の性質は変わりました。彼女は彫刻をやめて重点的にデッサンをするようになり、点と線という基本を探求するようになりました。

「私の描く線はあっという間にページを離れ、壁へと続いて行きました」

西洋の歴史は有史以来線画(スケッチ)に夢中です。歴史は本当に線画そのものです。中世の本の彩飾からルネッサンス期の人体の描写、線だけで構成されるミニマリスト作品に至るまで、線画は芸術にその存在感を示しています。グルジマワはこの伝統を踏まえていますが、二次元から飛び出して伝統的技法から抜け出て、風習を鋭く現代のものへと転化しています。

「彼女の技術とイマジネーションによって、線画はこれまでの芸術家たちが成し遂げた物を飛び越え解放されたのです」

使用した素材を重量や量ではなく距離で表し、グルジマワは自分の作品は従来のインスタレーションよりもよりパフォーマンスに近いと評しています。使ったテープの本数ではなく長さを図ることで、彼女はすべての作品に費やす肉体的な努力を伝えています。「私の作品にとって、時間は非常に重要な要素です。作品はすべてタイムカプセルのようなものなのです」作品はどれも、与えられた場所の状況や形状に合わせて制作されます。ニューヨークでの展覧会では8.3キロの黒と白の粘着テープが使用され、ギャラリーの壁じゅうを走り回り、角を曲がり、壁を離れて柱を包み込んでいるようでした。ロンドンのドローイング・ルームでのインスタレーションでは、何キロメートルもの白と灰色の粘着テープを使って、ギャラリーの隅を埋め尽くしロンドンの高層ビルを再現していました。

「作品を残すときはいつも、自分の一部、自分の体の一部を残していくような気がするんです…目に見えないつながりがあるんです。ベルリンからロンドン、ニューヨークまで」

Sumarria Lunn Gallery で開催されるグルジマワの個展は、テキサスのドナルド・ジャッド財団(2008年)、ロンドンのドローイング・ルーム(2009年)、東京アートミュージアム(2010年)、ニューヨークのMoMa(2010)年)に続き開催されるものです。

展示会詳細:
タイトル:モニカ・グルジマワ
場所:Sumarria Lunn Gallery、36 South Molton Lane, Mayfair, London W1K 5AB
展示開催期間:2011年10月12日から11月5日まで